台風10号 15日頃 西日本に上陸か 暴風雨に警戒
大型で強い台風10号 上陸か
台風10号の中心気圧は一時950ヘクトパスカルまで下がりましたが、10日(土)午前9時現在は965ヘクトパスカルとなっています。また、衛星画像でも眼がぼやけつつあり、勢力がやや弱まっています。これは台風の動きがほとんどなく、海面水温を下げているためと考えられます。ただ、油断はできません。このあと日本の南の海上を北上しながら再発達し、14日(水)には日本の南で940ヘクトパスカルまで下がる予想です。再発達しながら、暴風域を伴って西日本に接近、上陸するため、西日本を中心に大荒れの天気となる恐れがあります。また、今回の台風は強風域が広いため、影響範囲が広くなることも予想されます。
各地の警戒ポイント
【東海・関東・北陸】台風が予報円の中心を進む場合、台風の進路の東側にあたります。台風周辺の湿った空気が流れ込むため、雨脚が強まり、雨量が多くなる可能性もあります。また強風域が大きいため、風も強まり、沿岸部を中心に横殴りの雨となることもあるでしょう。
【太平洋側の海上】海上では台風の接近・上陸前からうねりが入り波が高くなります。太平洋側では12日(月)頃から大しけとなる恐れがあり、海のレジャーは予定変更も視野に入れて、無理のないようになさって下さい。
なお、この情報は10日(土)午前の情報をもとに作成しています。台風の進路次第で警戒地域や警戒期間が大きく変わる可能性がありますので、最新の台風情報をご確認下さい。