今回の「居座り寒波」気になるのは、3連休を迎える観光地への影響です。
21日朝に8センチの積雪があった鳥取県境港市の水木しげるロード。歩道にも雪が残ります。
観光客：
雪のイメージが全く無くて、こんなに降るんだという感じです。
観光客：
埼玉にはない雪で、けっこう積もっていたのでビックリしました。
観光客：
韓国から来ました。不思議な道、きょう帰るのに帰れないかと思って気になります。
鳥取県西部では、2週間前の寒波でJRが運休、米子道も通行止めに…。観光客の姿が途絶えただけに、22日からの３連休への影響に商店街の関係者は気をもんでいます。
鬼太郎の里わたなべ・原田幸代さん：
通行止めももちろん心配ですけど、県外の方だと雪の予報になると、こちらのほうへの旅行は控えようかなと思われたりすると思うので、出来るだけ雪は積もらない方が良い。
一方こちらは松江市の玉造温泉、雪のベールで温泉街はいつもと違う趣きです。
観光客：
雪が思った以上に降っていて、雪で車を運転するのが初めてだったのでとても怖かったです。「（飛行機が）帰りもちゃんと飛ぶのか心配です。
雪の影響を心配するのは観光客だけではありません。
雑貨店「Minamin（ミナミン）」・田中美菜子さん：
毎日祈っています。天気予報とにらっめっこして、来ないでーって思いながら。
レトロな食器などが並ぶ雑貨店。前回の寒波では、臨時休業を余儀なくされたということで、客足が遠のく冬場の貴重な連休を狙いすましたように襲う寒波にうんざりしています。
雑貨店「Minamin（ミナミン）」・田中美菜子さん：
お店を開けたいので、お客さんにも会いたいですし。あまりひどくならないといいなと思います。
居座り寒波の再来に「うんざり」なのは、宿泊施設も同じです。
玉造グランドホテル長生閣・安田夏樹統括ディレクター：
当初満室だったので、そこからのキャンセルは少し痛手だったかなと思います。
このホテルでは、今週初めからすでに11件のキャンセルが入り、影響は大きいと言います。２週間前の寒波では、島根県東部でも高速道路、鉄道がストップ。キャンセルが相次ぎ約200万円の損害につながったということで、今回の寒波でも今後の予報から目を離すことができません。
玉造グランドホテル長生閣・安田夏樹統括ディレクター：
新規予約をしようかなという人も控えたりとかあるので、そういうところが気になりますが、安全に来てもらえたら。
3連休が終わるまで居座る見込みの今回の寒波。風情を添える「雪見風呂」を楽しめる程度で収まってほしいと観光関係者は願っています。
