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中山町を流れる石子沢川の水害について話し合う協議会が開かれ、新たな「水害対策計画」の素案が公表された。
この協議会は、中山町の中心を流れる石子沢川と新堀川が、水害対策を重点的に行う国の「特定都市河川」に指定されたことを受け、2024年に発足したもの。
石子沢川は、2020年7月の大雨の際「内水氾濫」が発生し、約140戸が床上・床下浸水するなど繰り返し水害が起きている。
21日、協議会がとりまとめた流域の新たな水害対策計画の素案が公表された。
素案では、浸水被害を軽減するため「田んぼダム」を整備することや、浸水被害が想定される区域の「公共施設の再配置」を検討するとしている。
また、グラウンドなどの公共用地の一部を、雨水を一時的に貯める施設に改築するとしている。
(中山町・佐藤俊晴町長)
「これからどういうふうな都市計画をやっていくのか、これは国・県と一緒になってやっていかなければいけない」
協議会は今後、町民を対象にした説明会を開催する予定で、年度内に新たな水害対策計画を正式に策定する方針。