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(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時30分現在
◆虹色のダイヤモンドダスト
けさの美瑛町は-15℃を下回り冷え込みました。
北海道の寒さは見事な自然芸術を作り出す中で、
とても珍しい虹色のダイヤモンドダストが出現しました。
澄んだ青空の下、太陽の光が強まり、
氷粒に様々な角度で光が当たったことでも、カラフルに輝いて見えました。
撮影された川村伸司さんによると、条件が重ならないと現れず、
数年ぶりのことで、今シーズンは最後かもしれないということでした。
◆24時間降雪量
日本海側の沿岸部で雪が多くなりました。
豊富町で17センチのほか、札幌中央区も11センチでした。
◆きょう21日(金)の気温
けさの最低気温は幌加内町で-20℃以下と冷え込みました。
日中も前日より低い所が多く、
内陸部は最高気温でもマイナスの所がほとんどでした。
◆予想降雪量(~あす朝)
留萌全域、石狩北部・中部、後志北部・西部で最大30センチです。
札幌市内は、中央区20センチ、市内最大30センチです。
道路脇の雪山も高くなっていますので、車渋滞にも気を付けて下さい。
◆雪かきあと何回?
札幌中央区は、平均するとシーズンを通して10センチ以上の降雪が15回です。
今冬は、きょうを含めて12回です。
あすからの3連休で、2回は必要となると思いますので、
3連休明けに、1回すると春を迎えられるかもしれません。
◆3連休の天気
・22日(土)
朝は石狩・後志地方で大雪となりそうです。
日中は小康状態ですが、日本海側は夜になると、再び、雪の降り方が強まるでしょう。
全道的に真冬並みの寒さとなりそうです。
・23日(日)
朝は留萌地方で大雪となりそうです。
午後は風向きが変わるため、上川や空知地方でも積雪が増えそうです。
太平洋側やオホーツク海側は青空で、
オホーツク海は流氷に覆われた状態が続きそうです。
・24日(月)
午前中は日本海側で雪が降りますが、昼ごろから天気が回復するでしょう。
寒さが緩み、札幌の予想最高気温は3℃です。
◆全道の週間予報 22日(土)~28日(金)
24日(月)から寒気が抜けて、気温が上がるでしょう。
来週は、日本海側でも、雪の日が少なく、
全道的に3月を先取りする気温になりそうです。