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22日、近畿地方では上空に居座る寒気の影響で、北部で大雪となる恐れがある。
また中部の市街地でも雪がつもる恐れがあり、注意が必要だ。
気になる22日からの3連休の天気について、片平敦気象予報士に詳しく聞く。
■「おでかけ先での雪に注意」
この3連休の天気のポイントは「おでかけ先での雪に注意」と言う。
片平敦気象予報士:連休中で旅行とか普段と違う場所にお出かけになる機会があると思います。京都の市街地でも、場合によっては22日そしてもしかすると3連休最終日の月曜日も雪が積もる可能性があります。普段雪が少ない地域で、普段あまり行かない慣れてない所で雪に遭遇すると、影響が大きくなりますので、くれぐれも油断をしないように、しっかり対策をしてほしいです。
片平敦気象予報士:雪雲の予想では、21日夜から日本海側は断続的に雪が降ります。22日にかけて一部、南の方にも雪雲が流れ込んできます。ずっと降りっぱなしというわけではないですけれども、近畿中部・南部にも雪雲が来ます。23日、若干落ち着きますが、23日の晩から24日にかけて、雪雲が京都や滋賀のあたりにかかってくるという見通しです。
■3連休は京都地方中心に本格的な雪になる恐れ
片平敦気象予報:3連休の予報は、日本海側(舞鶴や豊岡)は、連休中3日間とも、雪の予想です。雪が強まる時間帯もありますし、今週ずっと大雪、大雪とお伝えしていますが、強弱はありますが、警報が出るほどの大雪にはならないにせよ、注意報が出るような、それぐらいちょっと危ないなって雪が続きます。雪は、降れば降った分だけ積もっていって、どんどんかさが増えるので、この3日降ればそれだけまた積雪が、増えると思っていただきたいです。
片平敦気象予報士:もう一つ見てほしいのが、22日に関しては、神戸、大阪、京都、奈良に雪の予報がついています。京都方面を中心に、結構本格的な雪になる恐れがあります。京都の市街地でも、先々週の大寒波の時、雪が積もりましたけども、あそこまではいかないにせよ、また今回も雪が積もる恐れもあります。3連休最終日、京都にまた1回雪のマークがついているので、連休中も気の抜けない状況が続きそうです。
■2週連続 雪の影響で生放送に欠席の藤井氏
交通への影響も懸念される。
番組コメンテーターの京都大学大学院の藤井聡教授は、交通障害に巻き込まれて生放送に出演ができなくて大変な思いをしたと話す。
京都大学大学院 藤井聡教授:はい、Yahoo!ニュースでも結構大きく取り上げられました。2週連続、生放送欠席という非常にお恥ずかしい結果になったわけですけれども、2週間前も週末が大雪で、京都市内が動かなかったので、急遽、『新幹線で行こう』と思って、大阪に来ようと思ったら、間違えて逆側に乗ってしまいまして。普通だったら片道40分で行って帰ってこれるけど、積雪で米原で2時間半ぐらいかかりまして。っていうのが1回と。
先週は伯備線という特急に乗ってますと、低温で寒すぎて電線が凍結して、車両に不具合が起きて車両が止まってしまったっていうのがありまして。それに乗ってましたので、また来れないということもありまして。明日(22日)からの積雪、本当に皆さんご注意ください。
■雪道には冬用タイヤ、雪下ろしは安全確保して、路面凍結にも注意
片平敦気象予報士は今後の備えについて、特に下記3点に注意が必要と話す。
▼雪道の走行は、必ず冬用タイヤ。
▼雪下ろし、除雪は安全確保しながら。
▼路面の凍結、スリップにも注意。
片平敦気象予報士:連休期間中、移動される方多いと思います。雪道の走行、ただでさえ慣れてないという方多いと思うので、必ず冬用タイヤで、しかもできればさらにチェーンも持って行って、万一のときに、さらにチェーンを履かせるなどしっかり対策をとってほしいです。
例えば実家に若い人が帰ってきて、雪下ろしすることもあると思うんですが、ヘルメットとか命綱とか、複数でなさるとか、必ず安全確保してください。
普段雪の少ない地域でも積もったり、積もらなくても路面が凍結したりしますから、スリップ事故、転倒事故にはくれぐれもご用心ください。
雪が積もってない所でも路面の凍結はある。
雪に慣れている所、慣れていない地域もぜひお気をつけてほしい。
(関西テレビ「newsランナー」2025年2月21日放送)