30℃前後の気温続く 今夜は東京で熱帯夜か 30日は熱中症「危険」なレベルに
東北南部~九州・沖縄 連日30℃前後の暑さに 熱帯夜も
北海道と東北には、「高温に関する早期天候情報」が発表されていて、向こう2週間の気温は高く、かなり高くなる日があると予想されています。
また、夜も気温の下がり方は鈍く、あす(30日)の最低気温は、東京都心や名古屋、大阪、九州などで25℃以上の予想となっています。今夜(29日)は、最低気温が25℃を下回らない熱帯夜となる所もありそうです。
湿度が高く蒸し暑い 熱中症のリスク高まる 夜も熱中症対策を
熱中症は、気温だけでなく、湿度や輻射熱(日差しや地面などの熱)が高いと、リスクが高まります。湿度が高いと体内の熱が放出されづらく、体温が高くなって熱中症にかかりやすくなります。
また、夜、寝苦しい日もでてきましたが、夜間の熱中症にも注意が必要です。人は寝ている間にも大量の汗をかきます。寝る前にコップ一杯の水を飲んで水分が不足しないように気をつけてください。この時期に寝具を毛布から薄いブランケットなどに替えるのもおすすめです。
この先も高温傾向
熱中症予防のポイント
①日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。
日本気象協会では、「熱中症ゼロへ」プロジェクトを推進し、熱中症にかかる方を減らし、亡くなってしまう方をゼロにすることを目指しています。正しく対策を行って熱中症を予防しましょう。