雨のち黄砂 今夜は西日本で明日14日は関東など東日本も飛来 「花粉+黄砂」対策を
雨の後は「黄砂」に注意
九州など西日本では、天気が回復しますが、雨の後は「黄砂」に注意が必要です。大陸で巻き上げられた黄砂が、今日13日の午後から南西諸島から九州など西日本にかかってくる見込みです。黄砂の範囲は徐々に東へ広がり、明日14日(月)は、天気が回復する関東など東日本も広く覆われる見込みです。
九州など西日本では、車や洗濯物などの表面への砂の付着が目立ち始めるレベルの濃度になる可能性があります。
また、視程が10キロメートル未満となり、所によっては視程が5キロメートル未満となる見込みです。視程が5キロメートル未満となった場合、交通への障害が発生するおそれがあるため注意が必要です。
14日(月)~15日(火)は、上空に寒気を伴った低気圧(寒冷渦)の影響で、西日本・東日本を中心に大気の状態が非常に不安定となります。晴れていても、急な雨や落雷、竜巻などの突風、ひょうに注意が必要。黄砂まじりの雷雨となる可能性があるため車の汚れなど注意が必要です。
「黄砂+花粉」のダブルパンチ
明日14日(月)は、九州や中国地方では「やや多い」レベルですが、四国や近畿、関東では「多く」、東海は「極めて多い」見込みです。
花粉に加え、黄砂の飛散し、ダブルパンチとなるため、マスクなど対策は万全に行いましょう。
※仙台はヒノキ花粉の飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れない。
花粉と黄砂を防ぐためには?

①外から帰った時には、玄関を入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。花粉症でない方も、普段から、この習慣を心がけていただきたいものです。
②室内を換気する際は、窓を大きく開けると、その分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。窓を10センチ程度開けて、レースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
③洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。花粉対策だけでなく、黄砂対策にも効果的です。その際、空気清浄機がある方は、ぜひ一緒に使ってください。綺麗な空気の中で、洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。
また、黄砂が付着した車は、キズがつかないよう高圧洗浄機や洗車用のシャンプー、柔らかいスポンジなどを使い、ボディ全体を丁寧に洗いましょう。