能登半島地震の被災地 積雪残るなか雪から雨へ 再び警報級の大雨か 融雪災害に注意
地震後初の積雪 輪島市・珠洲市は午前10時で7センチの積雪
今日9日午前10時現在の積雪
輪島市 7センチ
珠洲市 7センチ
七尾市 4センチなどとなっています。
積雪が残る中、今日9日(火)の日中は広く雨となるため、融雪による川の増水、道路の冠水、屋根からの落雪など融雪災害に警戒が必要です。屋外での作業や物資を運搬する際は、路面の状況の悪化にも警戒して下さい。夜は山沿いを中心に湿った雪となり、平地でも雨に雪がまじり強まる所があるでしょう。
雪から雨へ 再び警報級の大雨か 融雪災害に注意
能登半島地震に伴い、能登地方では大雨警報・注意報の基準が引き下げられているため(※)、再び9日(日)夜~明日10日にかけては、大雨警報が発表される可能性が「中」となっています。引き続き、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要です。
[雨の予想]
9日から10日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で
加賀 10ミリ
能登 10ミリ
9日12時から10日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で
加賀 40ミリ
能登 40ミリ
その後、10日12時から11日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で
加賀 およそ50ミリ
能登 およそ50ミリ
※令和6年能登半島地震に伴い揺れの大きかった能登の全市町及び加賀の金沢市、かほく市、小松市、加賀市、能美市では、大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています。
少しの雨でも土砂災害に警戒
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。