東海地方 2週間天気 梅雨の晴れ間はいつ? 曇りや雨の日が多く 大雨となる日も
各地で記録的な大雨に
名古屋市(千種区)でも、6月2日の日降水量は151.0mmを観測し、6月としては3位の値を更新しました(1位は187.7mm:1940年6月17日観測、2位は175.4mm:1952年6月23日観測)。
ちなみに、6月に日降水量100mm以上を観測するのは、「昭和36年梅雨前線豪雨」の1961年6月以来です。
梅雨入り早々、記録的な大雨に見舞われた東海地方ですが、この先の梅雨期間も「線状降水帯」という言葉を聞いた際は、一層の注意が必要です。
線状降水帯の発生メカニズム
線状降水帯が発生するしくみ(メカニズム)の代表的なものに「バックビルディング現象」があります。これは、風上で次々と発生した雨雲が、発達しながら風に乗って同じような場所に流れ込み、線状の強雨域が形成されるものです。
※発生メカニズムに未解明な点も多く、全ての線状降水帯が同じようなメカニズムになるとは限りません。
線状降水帯が発生する時間や場所を、正確に予測するのは難しいため、いつ線状降水帯が発生しても避難できるよう、普段からの準備や心構えが必要です。事前にハザードマップにて、氾濫の恐れがある河川や、土砂災害の恐れがある所を確認しておきましょう。避難場所や避難経路を決める時に役立ちます。
7日(水)の晴れ間を有効に
また、9日(金)と11日(日)頃は、東海地方に湿った空気がより流れ込んでくるため、雨脚が強まる時間があり、大雨となる所もあるでしょう。