あす5日 30℃以上の真夏日地点が急増 週の後半は蒸し暑く 熱中症に注意
熱中症「警戒」「注意」レベル
あす5日(月)は、晴れる所では気温がグングン上がり、真夏日地点が増えそうです。近畿や東海、関東を中心に、全国のアメダス地点の約1割で、最高気温30℃以上の真夏日になるでしょう。
あす5日(月)の最高気温は、名古屋で30℃と真夏日の予想。東京は29℃と、いずれもきょう4日(日)より気温が高くなりそうです。また金沢や仙台は27℃の予想と、季節先取りの暑さが続くでしょう。
熱中症情報では、沖縄が「警戒」、九州から東北は「注意」となっています。沖縄は湿気が多く、ムシムシした暑さが続くため、熱中症にかかるリスクが高くなります。一方、九州から東北ではカラッとした暑さですが、まだ体が暑さに慣れていない時期です。喉が渇く前に水分をとるなど、熱中症対策を心がけてください。
週の後半 ムシムシ
その後、8日(木)以降は本州付近に前線が停滞して、雨の降る所が多いでしょう。まだ梅雨入りしていない関東甲信や北陸などでも、梅雨入りのタイミングの一つです。雨でも気温は平年並みの日が多く、蒸し暑く感じられる日が多いでしょう。ただ、9日(金)は、近畿から関東、東北の最高気温は22℃前後と、朝からあまり上がらない見込みです。少し涼しくなった後、急に暑くなる日や蒸し暑い日は、いっそう熱中症に注意が必要です。
あると便利 熱中症対策グッズ
① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時にすぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。