寒気の影響で11月28日の新潟県内は大気の非常に不安定な状態が続き、局地的に雷雨となりました。落雷が原因とみられる停電も発生し、新潟空港にも影響が及びました。新潟地方気象台は引き続き土砂災害や強風に注意するよう呼びかけています。
上空に寒気が流れ込み、大気の非常に不安定な状態が続いた28日の県内。局地的に雷を伴い雨が降り、風も強く吹くなど荒れた天気に。
村上市で突然勢いよく降ってきたのは“ひょう”。あっという間に地面が白く覆われてしまったかと思うと、わずか数分のうちにやみました。
こうした中、県内では延べ約2000戸で落雷が原因とみられる停電が発生。その影響は交通にも…。
新潟空港では午前10時すぎに停電し、その後、非常用電源が稼働したものの、一時航空便のチェックイン設備のほか、乗り降りに使うボーディングブリッジが使えなくなるなどして一部の発着便に遅れが出ました。
【空港利用者】
「入ってきた時に停電になった。エスカレーターとかが急に止まって電気も落ちていた。」
「(当時は)お手洗いが使えなくて、ガードマンさんに付き添ってもらい男子トイレを使わせてもらってなんとか助かった」
【飲食店スタッフ】
「レジが使えなくなったのと奥(厨房)も何もできなくなったので、仕込みとか準備とか何もできなかった」
新潟空港ビルディングによりますと、午前11時ごろに停電は解消され、その後は通常通り運行しているということです。
県内は引き続き、寒気の影響を受ける見込みで、新潟地方気象台は上越で土砂災害に県内全域で強風や高波に注意するよう呼びかけています。
