高速道路を走る際に気をつけたいポイントを2つご紹介します。
■1.十分な車間距離を取る
「車は急には止まれない」と言われるとおり、車はブレーキを踏んでから完全に停車するまでに一定のタイムラグがあります。停車までのタイムラグはスピードに比例するため、高速道路では一般道以上に十分な車間距離を取らなければなりません。
道路交通法第26条では、前の車が急停止しても追突しない距離を保持するよう定められていますが、明確に「時速◯kmなら◯m」というルールはありません。[注1]
そこでひとつの目安とされているのが、前の車との間に「2秒間」の車間距離をあけることです。この2秒間とは、ある目標物を前の車が通過した時点から、自車がその目標物に到達するまでの時間のことです。
キロポスト距離標や標識など、何でも良いのでひとつ目標を決めて、前の車との車間距離が2秒以上あいているかどうか確認しながら走行しましょう。
■2.適度な休憩を取る
高速道路は一般道に比べて速いスピードで走行しますし、追い越しや分岐、合流などでは常に緊張を強いられます。そのため、一般道よりも早めのタイミングで、適度な休憩を取ることが推奨されています。
高速道路は一時停止や信号などがなく、すいすいと走行できてしまうので、休憩を取らずに運転される方も多いのですが、安全のために2時間に1回は10~20分程度の休憩を取ったほうがよいでしょう。
[注1]e-Gov法令検索:道路交通法