気象庁は、現在の高気温は「命に関わる暑さ」として警戒を呼びかけています。
特に注意が必要なのは、「子ども」「高齢者」「屋外で働く人」「キッチンで火を使う人」「スポーツをする人」です。
◎子ども
乳幼児は、特に体温調節機能が十分に発達していないため、大人よりも熱中症にかかりやすいといわれています。
児童・中高生は、体育の授業や部活動の他、遠足や登山などの野外活動でも熱中症にかかる場合があります。
◎高齢者
高齢者の方は温度に対する感覚が弱くなるため、室内でも熱中症にかかりやすいといわれています。
◎屋外で働く人
屋外で長時間にわたり作業するような職業に従事している方は、夏場は常に熱中症の危険にさらされています。
◎キッチンで火を使う人
室内でも高温多湿の環境では、熱中症にかかりやすくなります。キッチンで火を使って調理をすると、熱とともに蒸気による湿気が発生して高温多湿の環境が生まれるため、注意が必要です。
◎スポーツをする人
スポーツ時には体(筋肉)が熱を発するため、熱中症の危険がより高まります。気温や湿度が高い中で運動する際には、運動の仕方や水分補給などに注意が必要です。
一般財団法人日本気象協会「熱中症ゼロへ」より
自分が該当する場合はもちろん、周囲に該当する人がいる場合は、特に気温・湿度などの環境に注意することが必要です。食事や睡眠に気を配り体調を整えることをベースに、水分をこまめにとり、発汗で失われる塩分を適度に補うことを心がけましょう。
外出するときは、帽子や日傘で直射日光を避け、日かげを歩くといった工夫を。こまめに休憩したり、扇風機やエアコンを使って室内の温度を下げるなど、我慢や無理をしないことも大切です。
夏はこれからが本番。熱中症対策をしっかり行って、ひときわ暑い夏を乗り切りましょう!
参考サイト
気象庁一般財団法人日本気象協会「熱中症ゼロへ」NHK「キャッチ!世界のトップニュース」ITmediaビジネスオンライン