関東 蒸し暑さ続く 4日は猛暑日も 寝苦しさも増す 熱中症対策を 2週間天気
1週目:2日(火)~8日(月) 雨の日多いが梅雨の晴れ間も
明日2日も、梅雨前線や湿った空気の影響で雲が多く、朝晩を中心に雨が降るでしょう。その先は、前線がいったん北上して、関東から離れます。明後日3日から5日にかけて、所々でにわか雨があるものの、晴れ間が広がるでしょう。6日以降は再び前線が近づき、雨が降ったりやんだりとなりそうです。本降りになることもあるでしょう。
気温は平年並みか高い予想です。日中は、連日のように広い範囲で30℃を超えるでしょう。特に、4日は気温が上がります。日の差す時間が長いうえに、北日本付近を進む低気圧に向かって南から暖かい空気が入るためです。東京都心の最高気温は34℃と、今年これまでで一番の暑さとなる予想。そのほかの各地も暑さが厳しく、内陸を中心に35℃以上の猛暑日になる所もあるでしょう。熱中症に警戒が必要です。
熱中症のサインとなるのは、めまいや立ちくらみ、軽い頭痛や腹痛、吐き気、手足のしびれといった症状。少しでも体調に異変を感じたら、すぐに涼しい所で休憩し、速やかに体温を下げることが重要です。
2週目:9日(火)~14日(日) 曇りや雨 後半は熱帯夜の地点増加
気温は平年並みか高く、雨でも30℃くらいまで上がるでしょう。湿度も高く、かなりの蒸し暑さが続きます。適切にエアコンや扇風機を使うなど、無理のないようにお過ごしください。夕方以降も気温があまり下がりません。12日頃からは熱帯夜の地点が多くなり、寝苦しさが増すでしょう。日中だけではなく、夜の間に暑さで体調を崩してしまう危険性があります。快眠グッズを活用したり、手の届きやすい所に飲み物を用意しておいたりと、熱中症対策を心掛けてください。また、食中毒の原因となる細菌が発生しやすい時期ですので、食品の管理に気を配ると良さそうです。
熱中症の応急処置
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。