年末年始はあまり寒くない? 寒波ではなく「年越し暖波」襲来か
先週はようやく「寒波」襲来
今日25日(月)も各地で冬らしい冷え込みと寒さが続きましたが、年末年始は一転して暖かい空気が流れ込みます。冬とは思えないような暖かさとなる所もあるでしょう。
この先は一転 「暖波」襲来
今のところ極端な高温予想ではないものの、気温の高い日が長く続くことがポイントです。
例えば東京都心では年末年始の最高気温の平年が10℃くらいですが、14℃前後の日が続き、15℃を超えるような日も出てくるでしょう。昼間、日の当たる部屋では暖房いらずだったり、コートなしでも過ごせる時間があったりしそうです。
また、内陸部など例年なら氷点下の冷え込みが続く所でも、冷え込みが緩んでプラスの気温となったり、日ごろ、最高気温が5℃に届かないような所で10℃以上となる日が続いたりと、「あまり寒くない」と感じることが多くなるかもしれません。
急な雪解け 注意点は?
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。