今日29日は「きぼう」日本上空を通過 今週はみずがめ座δ南流星群の観測チャンス
今日29日の夜は、日本の上空を「きぼう」のある国際宇宙ステーション(ISS)が通過し、北海道から沖縄の広い範囲で見える可能性があります。また、今週はみずがめ座δ南流星群も見れるチャンスがあります。いつ見えるのか?天気は?気になるポイントをまとめました。
今夜は「きぼう」が日本の上空を通過
今日29日(火)の夜は、「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)が日本の上空を通過します。
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」とは、その中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、1周およそ90分というスピードで、地球の周りを回っていて、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
今夜は19時39分頃から見え始め、日本海から本州付近を通過します。そのため北海道から沖縄の広い範囲で見ることができます。北日本～東日本は南の方向に、西日本は東の方向に見ることが出来ます。
上の図は、「きぼう」が見え始める時刻と、最大仰角(最接近)時の方角です。
東京、大阪、金沢は「◎」、仙台、秋田、広島は「〇」と条件が良いので、「きぼう」を見つけるチャンスです。札幌と沖縄も「△」と見ることができそうです。ただ、「きぼう」が高度が低い所を進むため、空が開けた所で見るようにしましょう。福岡は「×」と見ることはできませんが、21時16分ごろにもう一度、南西諸島付近の上空を「きぼう」が通過します。この時は西の方角に見ることができそうです。
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」とは、その中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、1周およそ90分というスピードで、地球の周りを回っていて、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
今夜は19時39分頃から見え始め、日本海から本州付近を通過します。そのため北海道から沖縄の広い範囲で見ることができます。北日本～東日本は南の方向に、西日本は東の方向に見ることが出来ます。
上の図は、「きぼう」が見え始める時刻と、最大仰角(最接近)時の方角です。
東京、大阪、金沢は「◎」、仙台、秋田、広島は「〇」と条件が良いので、「きぼう」を見つけるチャンスです。札幌と沖縄も「△」と見ることができそうです。ただ、「きぼう」が高度が低い所を進むため、空が開けた所で見るようにしましょう。福岡は「×」と見ることはできませんが、21時16分ごろにもう一度、南西諸島付近の上空を「きぼう」が通過します。この時は西の方角に見ることができそうです。
気になる今夜の天気は
気になる今夜の天気ですが、29日19時30分頃は、高気圧に覆われて九州から東北ではおおむね晴れるでしょう。北海道は雲が多くなりますが、日本海側では「きぼう」を見るチャンスはありそうです。沖縄では台風8号に向かって流れ込む湿った空気の影響で、見るにはあいにくの天気となりそうです。
「きぼう」が見える19時～20時頃は、日中ほど暑さはありませんが、それでも30℃くらいの所もまだ多くなりそうです。こまめに水分を補給するなど熱中症にはご注意ください。
「きぼう」が見える19時～20時頃は、日中ほど暑さはありませんが、それでも30℃くらいの所もまだ多くなりそうです。こまめに水分を補給するなど熱中症にはご注意ください。
今週はみずがめ座δ南流星群の観測チャンス
また、今週は「みずがめ座δ南流星群」の観測チャンスもあります。
7月31日に「みずがめ座δ南流星群」の活動が極大となります。極大時刻は16時頃になるため、7月31日の深夜から8月1日の明け方が見やすいタイミングとなるでしょう。月明かりの影響はなく、観測条件は良さそうです。天気も晴れる所が多く、条件の良い地域も多くなるでしょう。夏休み入り、夜更かしもしやすくなっています。星空を楽しむのも良いでしょう。
7月31日に「みずがめ座δ南流星群」の活動が極大となります。極大時刻は16時頃になるため、7月31日の深夜から8月1日の明け方が見やすいタイミングとなるでしょう。月明かりの影響はなく、観測条件は良さそうです。天気も晴れる所が多く、条件の良い地域も多くなるでしょう。夏休み入り、夜更かしもしやすくなっています。星空を楽しむのも良いでしょう。
きぼうが見える条件
きぼうが見える条件
国際宇宙ステーション(ISS)が地上から見られる条件は以下の3つです。
① 晴れていること
ISSは雲より高い宇宙空間を飛んでいるので、曇っていると地上からは見えません。
② 自分の上空をISSが通過すること
ISSは同じ軌道を回っていますが、地球が自転によって回転しているため、ISSが通過する位置は変化しています。自分の上空付近をISSが通過するタイミングで見ることができます。
③ 自分のいる場所は夜で、ISSが昼であること
ISSは自分で光っているわけではなく、太陽の光を反射して明るく輝きます。ISSが地上から見えるためには、ISSには太陽の光が当たっており、地上は夜となっていなければいけません。上の図のように、ISSは地上400km上空にあるため、地上の日が落ちてからしばらくの間は太陽に照らされています。同様に、地上の日の出よりも先に上空の ISS には太陽の光が当たります。日の出前や日の入り後の約 2 時間は、地上は夜ですが400km上空はまだ昼の状態で、この時間帯に ISSが自分の上空付近を通過した時にISSを見ることができます。
国際宇宙ステーション(ISS)が地上から見られる条件は以下の3つです。
① 晴れていること
ISSは雲より高い宇宙空間を飛んでいるので、曇っていると地上からは見えません。
② 自分の上空をISSが通過すること
ISSは同じ軌道を回っていますが、地球が自転によって回転しているため、ISSが通過する位置は変化しています。自分の上空付近をISSが通過するタイミングで見ることができます。
③ 自分のいる場所は夜で、ISSが昼であること
ISSは自分で光っているわけではなく、太陽の光を反射して明るく輝きます。ISSが地上から見えるためには、ISSには太陽の光が当たっており、地上は夜となっていなければいけません。上の図のように、ISSは地上400km上空にあるため、地上の日が落ちてからしばらくの間は太陽に照らされています。同様に、地上の日の出よりも先に上空の ISS には太陽の光が当たります。日の出前や日の入り後の約 2 時間は、地上は夜ですが400km上空はまだ昼の状態で、この時間帯に ISSが自分の上空付近を通過した時にISSを見ることができます。
