あす1日は関東・東海は大雨に 梅雨前線が活発化 土砂災害などに警戒を
前線が北上 本州の太平洋側や沖縄で雨脚強まる
特に、東海や関東は総雨量も多くなることが予想され、大雨となる所がありそうです。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒が必要です。
あす(1日)午後6時までの24時間に予想される雨の量は、いずれも多い所で
東海地方で200ミリ、
伊豆諸島で180ミリ、
関東南部で150ミリ、などとなっています。
また、その先、あさって(2日)午後6時までの24時間に予想される雨の量は、いずれも多い所で
東海地方で200~300ミリ、
伊豆諸島で100~200ミリ、
関東南部と甲信で100~150ミリなどとなっています。
本州は今夜から雨雲かかりはじめる
雨のピークは
雨はその後、やむ所があり、一旦小康状態となりますが、東海や関東、紀伊半島では、あす夜になってから、再び雨脚が強まるでしょう。あさって(2日)にかけて雨の量がさらに増えそうです。降りだしからの雨量が多くなると、地盤が緩み、土砂災害の危険が高まります。雨が弱まっても油断せず、最新の気象情報とともに、自治体からの避難に関する情報も得るようにしてください。
沖縄は、雨のピークは、あす明け方から朝にかけてとなりそうです。
土砂災害から避難するには

1つめは、早めの避難を心掛けることです。特に、お年寄りや障害のある方など、避難に時間のかかる方がいらっしゃる場合は、大雨になってしまう前に、行動してください。また、夜中に大雨が予想される場合は、なるべく明るいうちに、避難所など安全な所へ避難することが重要です。
2つめは、より安全な所へ避難することです。これまで、土砂災害の多くは、木造家屋の1階で被害にあっています。すでに雨が強まっているなど、どうしても避難場所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移ってください。
万が一、土石流が発生した場合は、土砂の流れる方向に対して直角に、できるだけ高い所へ避難することが、命を守ることにつながります。