警報級の大雨ピークいつまで 西・東日本に梅雨前線に伴う活発な雨雲 大雨災害に警戒
西日本・東日本に発達した雨雲 24時間雨量200ミリ超えも
1時間雨量は福岡県宗像市で65.5ミリ(6時23分まで)、山口県岩国市の広瀬で48.0ミリ(3時37分まで)と7月の1位の値を更新し、記録的な大雨となっています。大分県日田市でも65.0ミリ(11時13分まで)の非常に激しい雨を観測しました。
また、24時間雨量は長野県御嶽山で241.0 ミリ(10時20分まで)、福岡年八女市黒木町で217.5ミリ(11時40分まで)、大分県日田市で207.5ミリ(11時40分まで)などと、雨量が多くなっています。
正午現在、九州から北陸の所々に土砂災害警戒情報、大雨や洪水警報が発表されています。降り続く大雨のため、警戒対象地域では土砂災害の危険度が高まっています。また、増水した河川もあります。危険な斜面や増水した川には近づかないようにしてください。
大雨のピークはいつまで
各地の大雨のピークは以下の通りです。
九州北部:明日2日明け方にかけて
四国:明日2日明け方にかけて
中国地方:今日1日昼前
近畿:今日1日夜のはじめ頃まで
東海:明日2日朝にかけて
北陸:今日1日昼前
ピークが超えても明日2日にかけて断続的に雨が降り、さらに雨量が増える恐れがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
関東甲信も断続的に雨が降り、雷を伴って雨脚の強まる所があるでしょう。長野県では夕方まで激しい雨の降る所もありそうです。
大雨が発生 とるべき対応は
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。