台風3号と梅雨前線 西・東日本の太平洋側は月曜にかけて大雨に警戒 高波にも注意
台風3号の進路
このあとも、台風3号は北東へ進み、13日(火)頃にかけて伊豆諸島と小笠原諸島の間を進むでしょう。14日(水)には日本の東で温帯低気圧になる見込みです。
西日本や東日本の太平洋側は大雨に警戒
また、南西諸島からに東日本の太平洋側ではうねりを伴った高波に注意が必要です。伊豆諸島や⼩笠原諸島では13日(火)頃は⼤しけの恐れがあります。海岸付近には近づかないようにしてください。
非常に激しい雨とは
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。
土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。