北海道と東北は大雪による交通障害注意 北陸・近畿北部の平地も大雪か 寒波いつまで
強い寒気流入 雪の強まっている所も
このため、北海道や東北の日本海側を中心に雪が強まっている所があります。3時までの6時間に北海道空知地方の夕張市では38センチの雪が降り、1979年の統計開始以来1位の記録を更新しました。
5日(木)にかけて冬型の気圧配置が続く
北海道や東北の日本海側は雪が降り、断続的に降り方が強まるでしょう。山沿いを中心に大雪となり、さらに積雪が増える予想です。風も強く吹き、吹雪く所もあるでしょう。また、3日(火)夜から4日(水)にかけてはシアーライン(風と風がぶつかる所)が発生し、北陸から近畿北部では大気の状態が不安定になりそうです。平地でも雪の降り方が強まり、大雪となる所があるでしょう。
きょう3日(火)6時からの24時間に予想される降雪量は多い所で、北陸で60センチ、北海道で50センチ、東北・関東甲信(山沿い)で40センチ、近畿で20センチです。Uターンで移動の多い時期ですが、大雪や吹雪、吹き溜まりによる交通障害に注意・警戒が必要です。
太平洋側は晴れる所が多いですが、風が冷たいでしょう。最高気温は平年並みか低く、寒さが続きそうです。しっかりと寒さ対策をしてお過ごしください。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。