関東甲信の梅雨明けは21日頃 遅れる理由は都市型雷雨 道路の冠水などに注意
10日(木)にかけて都市型雷雨 厳しい暑さも続く
気温が上がった影響で、午前のうちから都心周辺でも雨雲が湧き、午後は内陸を中心に所々で激しい雨や雷雨になりました。関東甲信地方では、今夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。明日8日も甲信地方を中心に大雨となるおそれがあります。
関東では7月に入ってから、埼玉県久喜市や川越市、栃木県宇都宮市や大田原市、群馬県桐生市など都市部で5日間立て続けに「記録的短時間大雨情報」が発表されました。また、熊谷市と前橋市では、すでに5日間も雷を観測しています。
「都市型雷雨」が増えてきていますが、10日(木)にかけて都市部でも激しい雨や雷雨がありそうです。これが梅雨明けしない要因のひとつとも言えるでしょう。
10日は広い範囲で都市型雷雨 道路の冠水などに注意
気温の上がる午後は大気の状態が不安定になり、都市部で雷雲が発達しやすいでしょう。特に10日(木)の15時は、広い範囲で発雷確率が高くなっています。同じような場所に発達した雷雲がかかり続けると、局地的な大雨になります。
道路の冠水など低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に十分ご注意ください。
ゲリラ豪雨 街中の危険箇所
①雨宿りをする際は、建物の地下室や地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では車が水につかると、水圧によってドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。
関東甲信の梅雨明けは21日頃 梅雨末期の大雨に注意
今日7日に日本気象協会が発表した「2025梅雨明け予想」によりますと、関東甲信では21日(月・海の日)頃と平年(19日頃)並みでしょう。
今年は梅雨時期も高温多湿で、かなり不快な暑さが続いていますが、梅雨明け後も猛烈な暑さに注意が必要です。暑さが長期戦になりますので、体調管理にはくれぐれもご注意下さい。