北陸 秋の夜長 暑さの負債をゆったり入浴でリセット f分の1ゆらぎでもリラックス
「寒暖差疲労」対策 適度な運動 ゆったり入浴と十分な睡眠確保で
気温変化が大きくなると、体温調節に大きなエネルギーを使い、疲労が蓄積するとされています。体の冷えやだるさ、頭痛、肩こりなど体の不調の症状につながることもあるようです。
そんな時は、ジョギングやウォーキングなど軽めの運動をしましょう。日没時刻が早まっています。屋外で運動をする際は、自分の存在を自動車などに気付いてもらえるように、明るい色の服装を着たりリフレクターや反射器を使用しましょう。
その後、入浴の際は、シャワーのみではなく、少しぬるめの湯船にゆっくりつかるようにしましょう。十分な睡眠をとることも心掛けて下さい。
秋の虫たちの鳴き声(羽音) 心地よい「f分の1ゆらぎ」でリラックス
自然界には、風や波の変動やその音、小川のせせらぎや雨音、ろうそくの炎のゆらぎ、蛍の発光など、規則正しさと不規則が絶妙なバランスで存在しています。こうした、規則的な動きの中に微妙なずれを伴い、人にとって心地良いリズムと感じさせるものを「f分の1ゆらぎ」と言います。森林浴に出かけて、既に無意識のうちに、ヒーリング効果を実感されている方も多いかもしれません。
「f分の1ゆらぎ」は、自然現象のみにとどまらず、芸術作品の中にも存在すると言われています。モーツアルトの曲はその典型で、moll(短調)の曲でありながらも一瞬にしてdur(長調)の様相に変化するのは、冬型の筋状雲の隙間からのぞく青空の如く感じられます。
こうした「f分の1ゆらぎ」は、音楽療法でリラックス効果や集中力を高めたり、免疫力の向上が期待できるケースもあり、「f分の1ゆらぎ」の声を持つアーティストの楽曲でも同様の効果が期待できるものがあるようです。
9月29日は中秋の名月
今年の「中秋の名月」は満月と同じ日となりますが、毎年必ず満月の日になるわけではありません。これは、中秋の名月は太陰太陽暦の日付(新月からの日数)で決まりますが、満月(望)は、太陽、地球、月の位置関係で決まるからです。月の公転軌道は楕円形になっており、新月(朔)から満月(望)までにかかる日数は13.9日から15.6日と変化することが原因です。
週間天気 25日~28日頃は再び真夏日も 29日の天気は最新情報の確認を
26日(火)は、前線が大陸方面から次第に日本海までのびる見込みです。天気の崩れはなさそうですが、全般に雲が広がるでしょう。
27日(水)~28日(木)は、秋雨前線が日本海に停滞し、前線上を低気圧が進む見込みです。広い範囲で曇りや雨となるでしょう。前線や低気圧の通過時を中心に雨脚が強まる所があり、雨の降り方には注意して下さい。その一方、前線から離れた地域では、日差しもあり、気温が上がれば真夏日となる暖気がまだ流れ込むでしょう。熱中症にも注意が必要です。
29日(金)は、現時点の予想では前線や低気圧は北陸地方から離れる見込みです。このままの予報であれば「中秋の名月」を楽しむことができそうです。今後も最新の天気予報を確認して下さい。
インフル患者増加中
厚生労働省によりますと、第37週(令和5年9月11日〜9月17日)のインフルエンザ定点当たり報告数は、全国では「7.03(昨年同期は0.02)」、この他、東京で「11.37」、沖縄で「20.85」と注意報レベルの「10.00」を超える水準となっています。
その一方、福井は「1.62」、石川は「2.81」、富山は「1.06」、新潟は「1.83」と、注意報レベルにはないものの、前週比では増加傾向となっています。
インフルエンザの罹患を予防する為に、最低限の衛生対策として、外から帰ったら、必ず手洗いやうがいをするようにしましょう。また、この時期は夏の疲れが一番出やすい時期となっています。栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるように心がけましょう。このことが、結果的に体の抵抗力を高めることにもつながります。