北陸 過去最も早い6月の梅雨明け それは長い猛暑へのプロローグ 熱中症に厳重警戒
統計史上初の6月の梅雨明け 期間は過去2番目に短い
これは平年(7/23)より25日早く、昨年(7/14)より16日早く、1951年からの統計で史上初の6月の梅雨明けとなります。梅雨の期間も14日間と異例の短さで、1958年に過去最短となった11日間に次ぐ短い記録となりました。
梅雨明け後は熱中症の救急搬送者数が急増します
本年2022年は、梅雨明け前から既に最高気温が35度以上の猛暑日地点が複数観測され、異例の季節進行となっています。
エアコンを適切に使用して涼をとる工夫もする。止むを得ず屋外作業をする人は風通しの良い服装で必ず帽子などを着用する、喉が渇く前に水分や塩分を補給し、定期的に休憩をとる。ご高齢の方や小さなお子様に対しては、周囲の大人が気を配り、積極的に声掛けをするようにして下さい。
最新の3か月予報によれば、今夏は気温のベースが高く猛暑となる見込みです。
熱中症はゼロがベスト、少なければ良いという問題ではありません。健康に自信のある方でも、日々体調は変化し、急激な体調悪化はあなたの都合に関係なくあらわれる可能性もあります。熱中症ゼロを目差し、この夏を乗り切りましょう。
7月頭にかけて太平洋高気圧は北への張り出しを強める その後は戻り梅雨傾向 台風の動向にも注意
3日以降は太平洋高気圧は南へやや後退するでしょう。北陸地方には高気圧の縁を回って湿った空気が流れ込みやすくなる時期があり、曇りや雨の降る日が多くなりそうです。南の海上では対流が活発となり熱帯低気圧や台風が発生し、場合によっては本州付近に影響を与える可能性もあります。梅雨明けの発表は雨の季節の終わりとは必ずしもなりません。引き続き大雨への備えも確認して下さい。