北陸 立春寒波 6日頃にかけて強烈寒気で平野部でも短時間の大雪に要警戒!
強烈寒気で大雪ポテンシャル高し! 更に降雪量(降水量)の多寡を大きく左右するJPCZが北陸付近に停滞!
強烈な寒気が流れ込む中、日本海では発達した雪雲が帯状に連なる日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が顕在化する見込みです。この強雪帯がこのあと6日頃にかけて南北に移動しながらも北陸付近にかかり続ける見込みです。この雪雲が同じような場所に停滞すると平野部でも局地的に短時間に積雪が急増するドカ雪となる可能性があります。2021年1月のように過去にも多くの車両が立ち往生するなどの事例が複数発生しています。このJPCZの動向に関しては、直前まで見極めが必要となります。最新の天気予報や最新の道路情報を参考に行動計画をたてて下さい。
*日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)とは、シベリア大陸から流れ込んだ冷たい気流が、朝鮮半島北部の長白山脈によって一旦分流されたあと、風下である日本海上で再合流、活発な上昇気流となってできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。
降雪量の見込み
4日18時から5日18時までの24時間のいずれも多い所で、
新潟県 平地 40センチ 山沿い 70センチ
富山県 平地 30センチ 山間部 50センチ
石川県 平地 30センチ 山地 60センチ
福井県 平地 20センチ 山地 45センチ
その後、5日18時から6日18時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
新潟県 平地 50から70センチ 山沿い 70から100センチ
富山県 平地 30から50センチ 山間部 50から70センチ
石川県 平地 30から50センチ 山地 60から80センチ
福井県 平地 10から20センチ 山地 50から70センチ となっています。
大雪に関する注意報や警報の発表基準は自治体毎に定められ、警報の基準は、新潟市では例えば「6時間降雪の深さが30cm」、金沢市の平地では「12時間降雪の深さが25cm」のようになっています。注意報や警報の基準は、各地域の天候の特徴や地形、インフラの整備状況などに応じて定められ北陸地方の中でも異なっています。注意報や警報発表時の参考にして下さい。
想定される影響 北陸の雪道で正常性バイアスによる「自分だけは大丈夫だろう運転」は厳禁
このほか、配送便や宅配便の時間帯指定の遅延、ビニールハウスなど農業設備や樹木への被害、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、電線や樹木への着雪、強風や倒木に起因する停電、テレビなどの受信障害、なだれ、除雪中の事故には十分注意しましょう。