関東甲信で真夏日続出 梅雨明けした沖縄より暑かった 今週は熱中症に警戒の1週間
梅雨明けの沖縄は今年一番の暑さ 東京都心も1週間ぶりの真夏日 北海道も所々で真夏日に
また、梅雨明けした沖縄よりも気温が上がったのが、梅雨の晴れ間の関東甲信地方です。内陸を中心に真夏日となり、山梨県甲州市勝沼で33.6℃と本日全国1位の暑さに。続いて、埼玉県鳩山市32.9℃、群馬県桐生市32.8℃、栃木県佐野市32.6℃、群馬県伊勢崎市32.5℃、埼玉県熊谷市32.4℃など真夏日続出。東京都心は30.9℃と、1週間ぶりの真夏日となりました。
また、北日本も気温が上がり、仙台27.6℃(7月下旬並み)、札幌27.9℃(真夏並み)、旭川は30.2℃と今年はじめて真夏日となりました(いずれも15時半までの最高気温)。
前線が日本海付近で停滞 前線の南側に入る
沖縄~北海道まで真夏日 熱帯夜も多発 蒸し暑さレベルアップ
また、沖縄だけでなく、九州~関東でも熱帯夜(夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜)が多くなるでしょう。
日中だけでなく、夜間の気温の下がり方も鈍くなるため、熱中症に厳重な警戒が必要です。
各月毎の国内最高気温 6月は伊勢崎40.2℃
気温が上がるパターン
今週は、上空1500メートル付近で18℃以上と7月下旬並みの暖気が北海道付近まで流れ込む予想です。また、天気図も、伊勢崎市で40.2℃を観測した時と同じように日本海に前線が停滞するパターンが続きます。
気温が上がるパターンのため、危険な暑さに警戒が必要です。
熱中症予防のポイント
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。