この先 蒸し暑さのレベルアップ 南から北まで30℃以上の真夏日 熱中症に厳重警戒
沖縄は梅雨明け目前 那覇は今年一番の暑さ 本州も蒸し暑く
この先 蒸し暑さのレベルアップ
あさって26日(月)は、梅雨前線が日本海まで北上し、来週は日本海付近に停滞する見込みです。本州付近は前線の南側に入り、かなり蒸し暑くなる見込みです。南から北まで広く最高気温30℃以上の真夏日となり、九州や本州で熱帯夜の予想も。熱中症に厳重な警戒が必要です。
目先27日(火) 全国の約4割で真夏日 札幌も30℃予想
全国の約4割で、最高気温30℃以上の真夏日が予想されており、福岡市などでは最低気温が25℃と今年初めての熱帯夜(夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜)となりそうです。
日中だけでなく、夜間も気温の下がり方が鈍くなるため、熱中症に厳重な警戒が必要です。
熱中症搬送場所で最も多い「住居」
総務省消防庁が発表した2022年の熱中症の発生場所についてのデータによると、熱中症搬送者数が最も多かった発生場所は、住居(リビングや庭など敷地内すべての場所を含む)で、4割近くを占めています。
室内は屋外に比べると、熱中症にかかりにくいと思われがちですが、条件次第では熱中症にかかることがあります。暑さが予想される際には、室内でも風通しを良くしたり、扇風機やエアコンを使用するなど、適切な暑さ対策を行って、熱中症に警戒してください。
熱中症予防のポイント
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。