今週は桜開花ラッシュに菜種梅雨 中頃は荒天の恐れ 雨でも10年に1度の高温予想
菜種梅雨 22日(水)~23日(木)荒天のおそれ
20日(月)は本州付近は高気圧に覆われて、広い範囲で晴れるでしょう。ただ、広く晴れるのは20日(月)まで。21日(火:春分の日)以降は菜種梅雨となり、22日(水)~23日(木)は太平洋側を中心に雨や風が強まり荒れた天気となりそうです。
21日(火:春分の日)は前線が近づき、西から天気は下り坂。九州や中国、四国では雨が降りだすでしょう。東海から北海道は晴れますが、関東は気圧の谷の影響で雲が広がりやすく、一時、雨の降る所があるでしょう。
22日(水)は前線が本州付近に延び、九州~関東は雨で、西日本の太平洋側を中心に雨や風が強まり荒天の恐れ。23日(木)は北日本も別の前線が通過するため、全国的に雨となるでしょう。
その後も週末にかけて、曇りや雨のすっきりしない天気が続く見込みです。雨が長く降るため、総雨量が多くなる恐れがあります。最新の気象情報にご注意ください。
雨でも10年に1度レベルの高温か
24日(金)にかけては、九州~関東では連日、最高気温が20℃前後まで上がる所が多く、東北南部も15℃以上、北海道も10℃以上の日が多いでしょう。東京の20℃は4月中旬並み、札幌の15℃は4月下旬並みの予想です。
気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表(3月16日)。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに注意を呼びかける情報です。
22日(水)頃から、北海道~九州にかけて「かなりの高温」が予想されています。「かなりの高温」の基準は地域によって異なりますが、関東甲信では5日間平均気温平年差+2.9℃以上です。
積雪の多い所では雪解けが進むため、なだれや道路の冠水などに注意が必要です。