台風1号 発達しながら北上 今後の動向に注意 過去4月に上陸したことも
台風1号発生
その後の進路は、各国のスーパーコンピューターの予想に幅がありますが、来週は沖縄や、小笠原諸島に近づく恐れもあるため、今後の動向に注意が必要です。また、来週は本州の南に前線帯が停滞する予想で、台風1号の北上に伴い、熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込み、雨量が多くなる可能性があります。最新の気象情報をこまめに確認して下さい。
台風1号の発生月は?
台風1号の発生月は、過去71年(1951年~2021年)の統計を見ると、1月が27個と一番多く、1月~3月までに6割以上発生しますが、4月も2割の確率で発生していて、記録的に遅いというわけではありません。
統計史上最も早い日時に発生した台風1号は、3年前の2019年1月1日、最も遅い発生は1998年の7月9日です。
台風1号 日本に接近した事も
また、台風1号ではありませんが、過去4月に上陸したこともあります。1956年台風3号は、4月25日に鹿児島県に上陸。1951年の統計開始以来、最も早い上陸記録で、統計史上、唯一4月に日本に上陸した台風です。
日頃から備えを
1つめは、住んでいる場所(今いる場所)が、土砂災害が発生しやすいかどうか、確認することです。都道府県や国土交通省のホームページを見て、「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険個所」となっていれば、土砂災害の恐れがあります。ただ、土砂災害警戒区域でなくても、近くに「がけ」がある所は、注意が必要です。
2つめは、雨の情報を確認することです。パソコンやスマホで、雨雲レーダーを見ると、雨雲の様子を確認できますし、気象庁のホームページなどでは、「どれくらい雨が降ったか」という情報だけでなく、「土砂災害警戒情報」が発表されている所もわかります。土砂災害警戒情報が発表されたら、自治体からの避難指示の発令に特に注意しながら、安全な所へ避難してください。