大雪や猛ふぶきによる「道路影響予測」 14日にかけて車の立ち往生などに厳重警戒
再び寒波襲来 猛ふぶきや大雪に警戒

寒気の底はあす13日。本州付近は平地で雪の目安となる寒気(上空1500メートルでマイナス6℃以下)にすっぽりと覆われ、更に平地で大雪の目安の寒気(上空5500メートル付近でマイナス36℃以下)が、北陸や関東北部付近まで流れ込む見込みです。特に北陸付近では、マイナス40℃くらいと、年に一度あるかないかの非常に強い寒気が流れ込む予想です。
JPCZによる大雪に警戒

日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)とは、シベリア大陸から流れ込んだ冷たい風が、朝鮮半島北部に位置する長白山脈によって、いったん二分されたのち、風下である日本海で再び合流することによってできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。この発達した雪雲は、次第に南へ下がり、山陰の平地にもかかることがあるでしょう。あす13日~14日は、山陰や近畿北部など西日本でも大雪に警戒が必要です。
JPCZが通過する時間帯は短時間に一気に積雪が増える恐れがあります。大規模渋滞や道路通行止めなど、交通機関に大きな影響が出るおそれもあります。JPCZの動向は直前まで見極めが必要です。最新の気象情報をこまめに確認して下さい。
立ち往生のリスク高まる
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

① 防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
② 飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
③ ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
④ 軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。