27日も関東や東北は花粉が極めて多い 黄砂もうっすら残る
関東や東北で「極めて多い」 スギだけでなくヒノキも増え始める
東北や関東は最高ランクの「極めて多い」状態が続くでしょう。特に関東は昼頃から沿岸部で南風が強まり、雨の降り出しが夜になる所が多いため、日中はしっかり花粉が飛びそうです。
東京都アレルギー情報naviのデータによると、25日現在、都内では依然としてスギ花粉が極めて多く観測されている所があり、場所によってはヒノキ花粉も「多い」レベルになってきています。ヒノキの花粉でも症状の出る方はこれからがピークとなるため、引き続き万全な対策が欠かせません。
東海や北陸、近畿、中国地方も「非常に多い」または「多い」レベルの所がほとんどです。一方、朝から雨の降る九州は「少ない」見込みで、四国も雨の降りだしが早いため「やや多い」くらいでしょう。
関東などは黄砂もうっすら
昨日まで程の濃度ではないものの、うっすらと空が霞むことがあるでしょう。環境省によりますと、黄砂の飛来によって、呼吸器系の疾患の症状などの悪化が指摘されています。花粉対策と同じように、サイズの合ったマスクを着用する、洗濯物を部屋干しするなど、しっかりと対策をしましょう。
花粉や黄砂を防ぐには
①外から帰った時には、玄関を入る前に洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。花粉症でない方も、普段からこの習慣を心がけていただきたいものです。
②室内を換気する際は、窓を大きく開けるとその分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。窓を10センチ程度開けてレースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
③洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。花粉対策だけでなく、黄砂対策にも効果的です。その際、空気清浄機がある方はぜひ一緒に使ってください。綺麗な空気の中で洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。