きょう12日 四国~東海は昼頃まで局地的に激しい雷雨 土砂災害や浸水害に注意
四国や近畿、東海で、雷を伴った激しい雨の所も
北海道の日本海側とオホーツク海側は、日中は晴れる見込みです。一方、湿った空気の影響で、太平洋側は雲が広がり、夜は雨の降る所があるでしょう。
東北と北陸は雲に覆われ、所々で雨や雷雨がありそうです。朝に雨が降っていなくても、お出かけの際は、急な雨に備えて雨具をお持ちください。
関東甲信は断続的に雨が降るでしょう。北部では、昼頃から夜にかけて、雷雨になる所がありそうです。
東海は、夕方にかけて雷を伴った強い雨が降り、大雨となる所があるでしょう。特に、静岡県では、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害に注意が必要です。
近畿や四国は、昼頃まで局地的に道路が川のようになるほど激しい雨が降るでしょう。短い時間に激しい雨が降るため、道路の冠水などにご注意ください。
中国地方は、昼頃からにわか雨があるでしょう。雷を伴うこともありそうです。
九州北部は晴れ間が出ますが、急な雨や雷雨に注意が必要です。南部は雨が降ったりやんだりで、雷雨になる所もあるでしょう。奄美地方など、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害に十分注意してください。
沖縄は雨や雷雨で、昼頃から夕方にかけて激しく降る所があるでしょう。沿岸の海域では、波の高い状態が続くため、うねりを伴う高波にご注意ください。
大雨の時に危険な場所
普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって増水したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は、道路との境目が分からなくなって、足をとられることがあります。絶対に近づかないようにしてください。
また、アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるようにしましょう。
山などの急な斜面は、大雨によっていつ崩れるか分かりません。急な斜面や崖には、決して近づかないようにしてください。
土砂災害の前兆
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。
関東から西はムシムシ
湿度が高いと、汗が蒸発しにくく、体の中に熱がこもりやすくなるため、熱中症の危険度が高まります。部屋の温度や湿度を適切に保って、衣服は綿や麻など通気性の良い素材を選ぶなど、熱中症にご注意ください。