日本海側は大雪・暴風雪に警戒 太平洋側の平地でも積雪増加 交通障害が長引くおそれ
日本海側は大雪や暴風雪に警戒 太平洋側の平地でも大雪のおそれ
太平洋側にも雪雲が流れ込み、山沿いだけでなく、平地でもさらに積雪が増加するでしょう。普段雪の少ない地域でも大雪となるおそれがあります。雪道を歩く際は、荷物はリュックなどにまとめて、なるべく両手をあけ、歩幅を小さくして歩くなど、転倒してけがをしないように気をつけてください。
大雪に警戒 予想降雪量
25日(日)6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で
北陸:80センチ
東北:70センチ
関東甲信:60センチ
東海・近畿・中国地方:50センチ
北海道:40センチ
九州北部:20センチ
四国:15センチ
26日(月)6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で
北陸:40から60センチ
北海道・関東甲信・東海:20から40センチ
の見込みです。
大雪による交通障害に警戒が必要です。電線に湿った雪が着雪し、停電が発生する可能性もあります。懐中電灯や暖をとるものを用意しておくと良いでしょう。
暴風や高波にも警戒 北海道では高潮に厳重警戒を
24日(土)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道・東北・関東甲信・北陸:20メートル(35メートル)
24日(土)に予想される波の高さは、
北陸:7メートル
北海道・東北・関東甲信・近畿・中国地方:6メートル
の見込みです。
猛ふぶきによる見通しの悪化や吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。
なお、北海道では、24日(土)の昼過ぎから夕方にかけて潮位が高くなる所があります。高潮による低い土地の浸水に厳重に警戒してください。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛ふぶきが予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。