台風18号発生へ 来週は警戒 日本で大荒れの恐れ
「台風のたまご」から「台風18号」へ 違いは?
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「台風」は、北太平洋南西域の熱帯低気圧が発達したものです。「熱帯低気圧」がさらに発達して、最大風速がおよそ毎秒17メートル(34ノット)以上になったものを「台風」と呼ぶのです。
熱帯低気圧の進路予測 今回の特徴は
この図を詳しく見てみますと…特徴は大きく2つあります。
1つめは「経路」です。経路は、昨日までの予想に比べて西寄りになり、まとまって、ブレが少なくなってきました。また、多くの計算結果が台風17号と似たような経路(対馬海峡付近を通る)を予想していますが、九州(の北部)に上陸する予想をしているものも結構あります。
2つめは「発達具合」と「日本に近づくタイミング」です。九州の西に近づく頃には、中心気圧が950hPa以下まで発達する予想が3~4割ほどあります。スピードにはまだ結構ブレがあり、今のところ、九州に最も接近するタイミングは、2日(水)後半~3日(木)とみられていますが、日本海に入っても、(構造上、台風ではなく、温帯低気圧になるかもしれませんが)衰えて消滅する予想をしているものが少なく、北日本にも3日(木)夜から4日(金)にかけて勢力を保ったまま接近する恐れがあります。
前回 台風17号の被害は
台風17号によって、沖縄県渡嘉敷島で最大瞬間風速47.7メートルの暴風を観測し、宮崎県延岡市では竜巻が発生。三重県紀北町付近で1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が発表され、長崎県対馬市では「50年に一度の記録的な大雨」になった所もありました。
また、台風から離れた関東でも風が強まり、9月23日には、千葉市で最大瞬間風速24.2メートルを観測しました。
さらに、台風17号は、荒れた天気だけでなく、季節外れの猛暑ももたらしました。富山県砺波市で9月なのに最高気温が35度を超えて、猛暑日になりました。
10月も まだ台風シーズン 新たな台風に備えて
今回も「まだ遠いから」「離れた所を通るから」と油断しないで、最新の台風情報をこまめに確認するとともに、早めの台風対策を行って下さい。