8月は九州で大雨特別警報 9月は列島は台風の通り道
台風次々に襲来
さらに台風10号はお盆の列島を直撃。台風10号は15日午前11時過ぎ、愛媛県佐田岬半島付近を通過し、同日午後3時頃、広島県呉市付近に上陸しました。西日本は大荒れの天気となりました。12日の降り始めから17日までの雨量は高知県馬路村魚梁瀬で872.5ミリに達しました。最大瞬間風速は高知県室戸市で41.9メートル、徳島市で31.1メートルを観測。お盆休みのUターン時期に山陽新幹線が計画運休するなど大きく交通機関にも影響がでました。
福岡県・長崎県・佐賀県に大雨特別警報
その後も雨が続き、26日の降り始めから31日午後3時までの雨量は長崎県平戸市で626.5ミリなど平年の8月の雨量の3倍近くの雨となりました。
記録的な暑さも8月下旬はトーンダウン
さらに台風10号が西日本を縦断し、日本海を進んだときは、8月14日から15日は新潟県や山形県、石川県でフェーン現象も加わり、最高気温が40度台を観測する記録的な暑さになりました。8月までの今年の全国1位の最高気温は15日に観測された新潟県胎内市の40.7度でした。15日の最低気温が新潟県糸魚川市で31.3度と全国の高い最低気温の歴代記録を更新しました。8月下旬になると、秋雨前線の影響で広くぐずついた天気となり、猛暑は落ち着きました。
9月 日本列島は台風の通り道に
夏の太平洋高気圧の日本付近への張り出しは、次第に弱まるでしょう。太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱くなると、台風が本州に近づきやすくなります。今後も台風の動向に注意が必要です。
9月 残暑厳しい
9月30日にかけての平均気温は、沖縄は平年より高く、九州から近畿は平年並みか高い予想で、北陸や東海、関東から北海道は平年より高い予想です。九州から関東では、9月上旬は、夜でも気温が25度くらいの日が続く所がある見込みです。