スギ花粉 広い範囲で飛散ピーク 連日の大量飛散 九州からヒノキ花粉が本格化
スギ花粉ピーク 九州はヒノキ花粉も本格化 明日も花粉に注意
週明けにかけて、関東や東海など、連日で「非常に多い」花粉が飛散する予想です。スギは3月中旬から下旬にかけて、ヒノキは3月下旬から4月上旬にかけてピークとなる所が多いでしょう。花粉症の方は、もうしばらく万全な対策を続けてください。
花粉大量飛散の証 悪魔のサークル 発見したら要注意
東京都心の空を見上げると、大量の周りには「花粉光環」と呼ばれる虹色の環が見られます。「花粉光環」とは、太陽の光が花粉の粒にぶつかり、光が回り込むことによって、太陽を中心に虹色の環が見える現象です。花粉が大量に飛散している日ほどくっきりと見られ、「悪魔のサークル」とも呼ばれています。今日13日は、特に虹色が鮮やかに見えています。
花粉光環を観測する際には、目をいためてしまいますので、太陽を直視しないでください。建物などで太陽の光を隠して見ることがポイントです。また、マスクや帽子、眼鏡を着用するなど対策も忘れずにしっかりと行いましょう。
花粉が飛びやすい条件
① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。
② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。
③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。
花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。