山沿いを中心に雨雲や雷雲が発達中 今夜遅くにかけて警報級の大雨の可能性も
大気の状態が非常に不安定
午前中は晴れた所が多かったものの、昼頃からは関東の山沿いや長野県、新潟県周辺、九州北部、沖縄本島周辺などで雨雲や雷雲が発達しています。
新潟県佐渡市(相川)では、午後2時21分までの1時間に37.5ミリ、沖縄県国頭村(奥)では午後4時までの1時間に30.5ミリと、いずれも激しい雨を観測しました。
午後4時43分には大分県に「竜巻注意情報」が発表されました。大分県中部、西部は、竜巻などの激しい突風が発生しやすい気象状況になっています。
警報級の大雨となる可能性も
雨雲を押し流す上空の風が弱いため、いったん雨が降りだすと、同じような場所で雨が続いたり、予想以上に雨雲が発達したりして、警報級の大雨となる可能性があります。
落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにもご注意ください。
非常に激しい雨って どんな雨?
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。