関東甲信や東北で気温上昇 真夏日も 湿度高くムシムシした暑さ 雨でも熱中症に警戒
関東や東北で真夏日
午後1時までの最高気温は、秋田県横手市で30.1℃まで上がりました。
群馬県桐生市では30.0℃まで上がり、2日連続の真夏日となっています。東京都心は28.7℃まで上がり、きのう7日に続き、真夏日に迫る暑さになりました。東京都心の湿度は50%前後となっていて、きのうの同じ時間帯に比べて、やや高くなっています。
気温が高く湿度が高いほど、熱中症のリスクが高まります。
雨の所も、湿度が高く蒸し暑さが続きますので、熱中症に警戒が必要です。
この先の気温 来週中頃から気温上昇 真夏日続出へ
関東は、週末はいったん気温がやや低くなり、土日は25℃に届かない所もあるでしょう。
東北や北海道も週明けにかけて、暑さはなく、過ごしやすい気温になりそうです。
ただ、来週中頃から、各地で気温が上昇しやすくなります。九州から東北にかけて30℃に迫る暑さや真夏日が続出するでしょう。
暑さに我慢をせず、エアコンを使用するなど、熱中症対策を心がけてください。
熱中症を引き起こす条件
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。