九州に活発な雨雲や雷雲 激しい雨を観測 午後は大雨エリア拡大
九州に活発な雨雲や雷雲
午前9時半現在、九州には活発な雨雲や雷雲がかかり、1時間に鹿屋市吉ケ別府で31.5ミリ(9時まで)の激しい雨を観測しました。また、鹿児島県甑島中甑で27.0ミリ(8時49分まで)、鹿児島県指宿市で26.0ミリ(8時54分まで)の土砂降りの雨となりました。
中国地方や四国、近畿にも所々に雨雲がかかっており、このあとは次第に雨脚が強まるでしょう。東海は夕方から、関東甲信は夜になると雨が降りだす予想です。
雨のピークは
九州から関東甲信では、先週末の記録的な大雨の影響で、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まりやすい地域があります。土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。
非常に激しい雨とは?
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。