関東甲信 梅雨入り直後 あす朝にかけて激しい雨 週明けは台風3号の間接的な影響も
あす朝にかけて 局地的に激しい雨
関東甲信では、今夜から広く雨が降りだすでしょう。あす9日(金)未明から朝にかけては、1時間に40ミリの激しい雨の降る所がありそうです。バケツをひっくり返したような雨の降り方で、落雷や竜巻などの激しい突風、ヒョウにもご注意ください。また風が強まるため、沿岸部を中心に横なぐりの雨になる所もあるでしょう。朝の通勤通学時は交通機関に影響が出るおそれもあるため、時間に余裕を持ってお出かけください。
予想降水量は、あす9日(金)午後6時までの24時間に多い所で、関東南部・甲信・伊豆諸島で150ミリ、関東北部で90ミリとなっています。
※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。梅雨入りの発表は速報値です。秋に再検討され、見直されることがあります。
台風3号 週明けに影響も
台風3号は、きょう8日(木)午後3時現在、フィリピンの東にあって、1時間に15キロの速さで北西に進んでいます。このあと発達しながら北上し、あす9日(金)には「強い」勢力に発達する予想です。11日(日)は進路を東よりに変えて、12日(月)から13日(火)にかけては、日本の南を北東に進むとみられます。
台風3号は関東甲信から離れた所を通過する予想で、直接的な影響を受ける可能性は少ないです。ただ、本州の南岸に停滞する梅雨前線に向かって、台風周辺から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になるでしょう。12日(月)~13日(火)にかけては、関東甲信でも大雨になるおそれがあります。台風の進路予想にはまだ幅がありますので、こまめに最新の情報を確認してください。
大雨の備え
① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。