前線や台風22号周辺の暖湿流 沖縄は先島諸島を中心に活発な雨雲 大雨災害に警戒
24時間雨量300ミリ超えも 11月の1位を更新
沖縄では石垣島や宮古島など先島諸島を中心に活発な雨雲がかかっています。1時間に、多良間空港では72.5ミリ(2時31分まで)、石垣市伊原間では52.0ミリ(1時17分まで)の非常に激しい雨が降りました。
24時間雨量は、石垣市川平で310.5ミリ(4時50分まで)、宮古島では302.0ミリ(5時10分まで)に達するなど、所々で11月の1位の値を更新しています。
大雨災害に警戒を
あす2日6時までの24時間に予想される雨量は多い所で、
八重山地方:180ミリ
宮古島地方:150ミリ
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意が必要です。
あす2日は大雨のピークは越えますが、雨の降りやすい状態は続くでしょう。
非常に激しい雨とは?
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降った所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。