けさも各地で冷え込む 日中も広く厳しい寒さ ヒートショックや水道凍結に注意
けさも冷え込みが強まる 日中も厳しい寒さ
朝は各地で冷え込みが強まり、午前9時までの最低気温は、北海道陸別町でマイナス28.6℃、北海道枝幸町歌登でマイナス25.5℃、北海道弟子屈町川湯でマイナス24.3℃などとなっています。
日中も寒さが厳しく、北海道や東北北部では、広い範囲で真冬日(日最高気が0℃未満の日)になりそうです。最高気温は、札幌と釧路はマイナス4℃、青森はマイナス2℃の予想です。
東北南部から九州でも、きのう3日(火)より低い所が多く、風が冷たく感じられそうです。名古屋は8℃、福岡は9℃と、ひと桁にとどまる予想で、厳しい寒さでしょう。万全の防寒対策でお出かけください。
ヒートショックを防ぐポイントは?
ヒートショックを防ぐポイントは、主に次の4つです。
① 脱衣所や浴室は、入浴する前に暖めておきましょう。暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入り、その後、浴槽につかると、寒暖差で血圧が急激に変化してしまいます。浴室に暖房設備がない場合は、シャワーを使って浴槽に給湯したり、浴槽のお湯が沸いたらよくかき混ぜた後、蓋を取って湯気を充満させたりするのも、効果的です。
② 入浴の際は、お湯の温度は41℃度以下、時間は10分以内を心がけましょう。入浴する時間帯は、夜遅い時間帯だと冷え込んできますので、早めの時間帯を心がけてください。
③ 浴槽で体を温めた後は、できるだけゆっくり立ち上がるようにしましょう。手すりがあれば活用し、手すりがない場合でも、浴槽のへりにしっかり手をかけて、立ち上がってください。
④ 食後すぐの入浴や、飲酒後の入浴は、避けましょう。食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することもありますし、飲酒によっても一時的に血圧が下がります。体調の悪い時も、入浴は避けてください。
水道凍結を防ぐために 事前の対策は?
事前に、水道菅の中から、水を抜いておきましょう。水抜栓はいろいろな種類がありますので、あらかじめ使用方法を確認しておき、水抜栓の場所もチェックしておくと、水を抜く作業がスムーズです。
屋外で、むき出しになっている水道管やメーターを、発砲スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておきましょう。
それでも、もし、水道が凍結してしまった場合、凍結させたままにしておくと、水道菅の破裂につながることもありますし、解氷のために、蛇口などに、直接、お湯をかけたりするのも危険で、禁物です。必ず、お住まいの自治体に相談するか、水道業者へ修繕作業を依頼してください。